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　　直腸がんとは、大腸がん(大腸の粘膜にできる悪性の腫瘍)の種類の一つ。


　大腸がんとひとくちに言っても、ポリープのような早期がんから、腸を塞いでしまうような潰瘍型の進行がんまで様々な種類・段階がある。他に結腸がんがある。初期には痛みはほとんどない。

　がん病巣の潰瘍が大きくなる事により直腸の狭窄が強まったりした時に起こる腹部膨満や腹痛、または便秘と下痢の繰り返し・下血などにより発見される事がある。

　直腸がんの初期症状は、便に血が混じったり、便の表面に血液や粘液が付着するというような血便が出ることが多い。しかし、これと痔の出血による血便とを間違えることがあるので注意が必要。大腸がんの出血と比較して、その部位から鮮血である事が多い。
　その他の直腸がんの症状としては、便秘、下痢、腹痛などがあるが、初期にはむしろ無症状のことが多い。

　また、これといった症状がない内に突然腸閉塞となるケースもまれではない。
　直腸がんは60代がピークで50〜70代に多く発生している。

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