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　心房中隔欠損症・心房中隔欠損について。心房中隔欠損症とは、先天性の心臓病の一つです。先天性心臓病には、他に心室中隔欠損　心内膜床欠損　肺動脈狭窄　大動脈縮窄があります。それぞれの詳しい説明は上記の項目の中にあります。


　先天性の心臓病には、できかたの不完全な部位や程度によっていろいろな型があり、症状もいろいろですが、大きく分けると、チアノーゼのあるものとないものとになります。心房中隔欠損という病気は、左右の心房の間の中隔に連絡のあるもので、その孔が特別大きい時には障害があります。


　小児期には比較的症状が軽くても中年になって脈が乱れ(心房細動）、心不全が起こってきて薬を欠かせなくなることがあるので、ある程度以上の短絡がある例では手術を受ける方がよいです。
　この病気は、心電図、Ｘ線像、心エコー図で診断はつきますが、手術の前にはカテーテル検査が必要です。
　手術は心臓をとめて、中を開いて縫うのですから、大手術となりますが、心室中隔欠損より手術そのものの危険性は少なく、よい成績をあげています。

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